ながら運転の罰則 保持と交通の危険で何が変わるか
法規・手続き2026年9月18日

運転中にスマートフォンを手に取る行為は、2019年12月の改正で罰則が大きく引き上げられました。以前の感覚のまま「ちょっと見るだけ」を続けていると、点数の重さに驚くことになります。何が対象で、どこからが危険を生じさせた扱いになるのかを確認しておきましょう。
保持しての通話と画像注視
携帯電話を手に持って通話する、画面を注視する行為が対象です。反則金は普通車で18,000円、違反点数は3点です。改正前と比べて金額はおよそ3倍になりました。ハンズフリーであっても、画面を注視すれば対象になり得ます。手に持っていなくても、走行中に視線を画面へ向け続ければ同じ扱いになります。通話の相手に事情を伝えて掛け直すほうが、結果として早く済みます。
交通の危険を生じさせた場合
ながら運転で事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合は、違反点数6点となり、その時点で免許停止処分の対象です。反則金で済む扱いではなくなり、1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が科されます。前歴がなくても一発で運転できなくなります。仕事で車を使う人にとっては、その日から業務が止まることを意味します。
対象になりやすい行為
- 手に持っての通話
- メッセージの確認や返信
- 地図アプリの画面を注視する
- 手に持った状態でのハンズフリー通話
- 動画や音楽アプリの操作
停止中の扱い
- 信号待ちなど停止中の操作は対象外
- 渋滞でも動いていれば運転中
- クリープでじりじり進んでいる状態も運転中
- 路肩に寄せてエンジンを掛けたままでも停止していれば対象外
- 判断に迷うなら安全な場所に停めてから触る
ナビの操作も注視に当たる
据え置きのカーナビであっても、走行中に画面を見続ければ安全運転義務違反に問われる可能性があります。携帯電話に限った話ではありません。目的地の設定は発進前に済ませ、走行中は音声案内に任せるのが確実です。同乗者がいる場合は操作を任せると、視線を前方から外さずに済みます。エアコンやオーディオの操作も、走行中は手探りで済む範囲にとどめてください。
時速60kmで2秒見ると
時速60kmでは1秒間に約17m進みます。画面を2秒見れば、その間に30m以上を見ないまま走ることになります。前方で何が起きても対応できません。厳罰化の背景には、この空白の距離があります。住宅街の時速30kmでも、2秒で約17mを目を離したまま進むことになります。
まとめ
保持しての通話や画像注視は反則金18,000円、点数3点です。交通の危険を生じさせれば6点で免許停止、1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金となります。停止中は対象外ですが、渋滞での微速前進は運転中です。
詳細は警察庁のページで確認できます。





