自損事故を起こした時の対応と車両保険の使い方
自動車保険2026年8月30日

駐車場の壁に擦った、縁石に乗り上げた、ガードレールに接触した。相手のいない自損事故は、警察に連絡すべきか迷いやすい場面です。「誰にも迷惑をかけていないから」と、そのまま帰ってしまう方もいます。ですが手続きを飛ばすと、後から保険を使いたくなった時に使えなくなることがあります。相手がいなくても、やるべきことは決まっています。
相手がいなくても警察に連絡する
物を壊していれば物損事故として扱われ、報告する義務があります。自分の車だけが傷ついたように見えても、ガードレールや縁石、駐車場の設備を壊していれば同じです。届け出ると交通事故証明書が発行され、これが車両保険を使う際の前提になります。連絡せずに帰ってしまうと、後から証明できません。相手がいない事故でも報告の義務は変わらず、怠れば罰則の対象になります。
その場でやること
- 安全な場所に車を停め、ハザードランプを点ける
- 怪我の有無を確認する。少しでも痛みがあれば受診する
- 警察へ連絡する(物損でも必ず)
- 壊した物の持ち主・管理者に連絡する
- 車の損傷と現場の写真を残す
車両保険が使える場合
自損事故でも、車両保険に加入していれば修理費が補償されることがあります。ただし補償範囲を限定した契約では、単独事故が対象外になっていることがあります。証券やアプリで、自分の契約が単独事故を含む型かどうかを確認してください。分からなければ保険会社に「壁に擦った場合は使えるか」と直接聞くのが早道です。
使うかどうかは金額で決める
- 修理見積もりの金額
- 車両保険の免責金額(自己負担額)
- 使った場合に翌年から上がる保険料
- 現在の等級と、次回更新までの期間
- そのまま乗り続けられる損傷か
等級は3等級下がる
自損事故で車両保険を使うと、一般に等級が3つ下がり、事故有係数の適用期間も加算されます。翌年以降の保険料が上がるため、修理費が免責金額と保険料の上昇分の合計に届かない場合は、自費で直したほうが総額で安く済むことがあります。保険会社に「使った場合と使わない場合の差額」を試算してもらうと判断しやすくなります。
整備工場に伝えるとよい情報
「何にどうぶつけたか」「速度はどのくらいだったか」「警察に届け出たか」「保険を使う予定があるか」を伝えてください。外板の傷だけに見えても、内側の骨格や足回りが歪んでいることがあります。ぶつけた状況が分かると、点検する範囲を決めやすくなります。走行に違和感が出た場合は、その内容もあわせて伝えてください。
まとめ
相手のいない事故でも、警察への届け出と記録の確保は必要です。そのうえで契約が単独事故を含むかを確認し、等級の低下と修理費を比べて、使うかどうかを金額で判断しましょう。
ぶつけたあとの走行に支障がないか判断したい場合は、AI診断で状況を整理してから相談すると安心です。





