自転車の右側を通過する時のルール 間隔と速度の目安
法規・手続き2026年9月7日

2026年4月1日から、自動車が自転車の右側を通過する際の通行方法が道路交通法に定められました。これまで側方間隔は運転者の判断に委ねられていましたが、十分な間隔がない場合の義務が条文として明記されています。自転車を追い越す場面は日常的にあるため、何が求められているのかを知っておく必要があります。
何が義務になったのか
自動車等が自転車等の右側を通過する場合(追い越す場合を除く)に、両者の間に十分な間隔がないときは、自動車側はその間隔に応じた安全な速度で進行しなければなりません。自転車側にも、できる限り道路の左側端に寄って通行する義務が課されています。双方に義務がある形です。自転車を守るための規定ですが、自転車側にも寄って走る責任が課されています。
警察庁が示す目安
- 右側を通過するときは、できる限り間隔を空ける
- 少なくとも1メートル程度の間隔が安全とされている
- 1メートル程度を確保できない場合は時速20〜30km程度で走行する
- あくまで目安であり、状況によって異なる
- 道路状況や交通状況に応じて判断する
数値は絶対的な基準ではない
警察庁は1メートルという数値を示していますが、これは目安として示されたものです。実際に必要な間隔や速度は、走行状況、道路の幅、交通量によって変わります。1メートル空けたから常に適法、という読み方はできません。逆に言えば、狭い道では速度を落とすことが求められます。
対象になる車両
義務を負う側の自動車等には、自動車のほか一般原動機付自転車とトロリーバスが含まれます。保護される側の自転車等には、自転車を含む軽車両と特定小型原動機付自転車が該当します。電動キックボードなどの特定小型原付も対象に含まれる点は押さえておきたいところです。
実際の運転でどうするか
- 対向車が途切れるまで待ち、大きく膨らんで抜く
- 膨らめない道幅なら、速度を落として後ろに付く
- 無理に並走しようとしない
- 路肩に寄っている自転車ほど、ふらつく余地が小さい
- 子どもや高齢者が乗っている場合はさらに余裕を取る
追い越しとの違い
この規定は「追い越す場合を除く」とされています。追い越しには従来から別の規定があり、今回加わったのは、追い越しに至らない側方通過の場面についてです。日常の運転では区別しにくい場面もあるため、いずれにしても間隔と速度に余裕を持つ、と考えておくのが現実的です。判断に迷う場面では、速度を落とす側に倒すのが安全です。
まとめ
自転車の右側を通過する際、十分な間隔がなければ速度を落とす義務があります。目安は1メートル、確保できなければ20〜30km/h。数値は絶対的な基準ではなく、状況に応じた判断が求められます。
詳細や最新の情報は、警察庁の自転車ポータルサイトで確認してください。





