タイヤの溝1.6mmを下回ると整備不良になる
タイヤ2026年9月8日

タイヤの溝が浅くなった状態で走ることは、単に止まりにくいというだけでなく、整備不良車両運転として取り締まりの対象になります。基準は保安基準で数値が決まっており、目視で確認できる仕組みも備わっています。車検の時だけ気にすればよいものではありません。
AIが原因候補と緊急度を回答します
タイヤの不調を相談する →基準は残り1.6mm
乗用車のタイヤは、接地面のどの部分でも溝の深さが1.6mm以上あることが求められます。これを下回った状態で公道を走れば整備不良車両運転となり、違反点数と反則金の対象です。溝が減っているのは消耗であって故障ではないため、警告灯などで知らせてはくれません。なお高速道路を走る小型トラックは2.4mm、大型車は3.2mmと基準が別に定められています。
スリップサインで判断する
タイヤの側面にある三角の印をたどると、溝の底に一段高くなった部分があります。これがスリップサインで、摩耗が進んで接地面と同じ高さになったら残り1.6mmです。1本でも出ていれば交換時期と考えてください。道具は要らず、しゃがんで見るだけで判断できます。4本のうち1本だけ先に出ることもあるため、前後左右すべてを見てください。駆動輪は減りが早いため、そこから確認すると見落としが減ります。
確認したい5つの箇所
- 4本すべてのスリップサイン
- 内側と外側で減り方が違わないか
- 側面のひび割れや膨らみ
- 釘や小石の食い込み
- 製造時期を示す4桁の数字
溝が浅いと何が起きるか
- 雨天でハイドロプレーニングが起きやすい
- 濡れた路面の制動距離が大きく延びる
- 横方向のグリップが落ちてカーブで滑る
- ABSが作動しても止まりきれない
- 雪や凍結路ではほとんど機能しない
当てはまる症状はありましたか?
タイヤの不調を相談する →片減りは別の原因を示す
内側だけ、外側だけが減っている場合はアライメントの狂いや空気圧の管理不足が疑われます。新しいタイヤに替えても同じ減り方を繰り返すため、原因を先に見つける必要があります。縁石に強く当てた記憶があるなら、その時点でずれている可能性があります。定期的な位置の入れ替えで、減り方の偏りをある程度は均せます。空気圧が低ければ両端が、高ければ中央が先に減るという傾向もあります。
年数でも劣化する
溝が残っていても、ゴムは時間とともに硬くなります。側面の4桁の数字は製造された週と年を示しており、たとえば2523なら2023年の25週です。使用開始から5年を超えたら点検を受け、10年を超えたものは溝の有無にかかわらず交換が勧められます。
まとめ
乗用車のタイヤは残り1.6mmが下限で、下回れば整備不良車両運転になります。スリップサインが接地面と同じ高さになったら交換時期です。片減りは別の不具合を示し、溝が残っていても年数による硬化は進みます。
整備不良に関する規定は警察庁のページで確認できます。





