指定工場と認証工場の違いと車検を頼む時の選び方

車検

2026年9月2日

整備士から車検の見積もりや整備内容の説明を受ける様子

車検を頼む先を探していると、「指定工場」「認証工場」という言葉が出てきます。どちらも国から認められた整備工場ですが、できることの範囲が違い、そこから車検にかかる日数も変わります。違いを知っておくと、自分の都合に合う頼み方を選べます。

どこが違うのか

認証工場は、分解を伴う整備を行うことを認められた工場です。車検の検査そのものは行えないため、整備したうえで車を検査場へ持ち込みます。一方の指定工場は、自社の設備で検査まで完結できる工場です。「民間車検場」と呼ばれるのはこちらで、検査場へ運ぶ必要がありません。

日数に差が出る

  • 指定工場は最短で即日から翌日に完了することがある
  • 認証工場は検査場へ持ち込むため、平日の受付時間に左右される
  • 検査場が混む時期は認証工場のほうが日数が伸びやすい
  • 不具合が見つかった場合は、どちらも整備の時間が加わる
  • 代車の必要期間も変わってくる

どちらが良いという話ではない

指定工場は設備要件が厳しいぶん規模が大きく、認証工場には特定の車種や作業に強い小規模な工場が多くあります。旧年式の車や、特定の作業を任せたい場合は、認証工場のほうが相談しやすいこともあります。日数を優先するか、相談しやすさを優先するかで選び分けてください。付き合いの長い工場があるなら、区分より関係のほうが役に立つこともあります。

確認の仕方

  • 工場に掲げられた標識板の表記を見る
  • 見積もりを取る際に直接尋ねる
  • ウェブサイトの会社概要に記載があるか確認する
  • 車検の完了までにかかる日数を聞く
  • 代車の有無と貸し出し期間を確認する

どちらでも整備の質は保証されない

指定・認証は設備と人員の要件を満たしていることを示すもので、整備の丁寧さや説明の分かりやすさを保証するものではありません。見積もりの内訳を分けて説明してくれるか、交換した部品を見せてくれるかといった点は、区分とは別に確かめてください。

ディーラーや量販店の場合

ディーラーの多くは指定工場です。カー用品店やガソリンスタンドは店舗によって異なり、認証工場として整備のみを行い、検査は提携先に出す形もあります。「車検が受けられる」という表示だけでは判断できないので、気になる場合は聞いてみてください。提携先に出す形でも、日数と費用が明確なら不都合はありません。

まとめ

指定工場は検査まで自社で完結でき、認証工場は整備を行って検査場へ持ち込みます。日数を優先するなら指定工場、相談のしやすさを重視するなら認証工場という選び方が目安になります。

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